よく考える必要がある 子供の死とその責任

松本直人

2012年07月12日 18:16

会長の松本です。

中学2年の自殺。いじめ問題。
個人的な感情でいわせて頂くと、聞くだけで反吐が出る。

命を絶つしか方法がなかった子供、
蔑まれ、馬鹿にされ、殴られ、死骸まで食べさせられた悔しさ。
考えるだけで、涙が出る。やるせない怒りが込み上げてくる。

警察が介入したという事は、それなりの根拠があるという事。

それを、こうなるまで見て見ぬふりしていた周りの人々。
突然の子供の死と、認めない大人達に翻弄されたご両親の心情。

自分の、組織の、責任ばかり気にする大人達。
胸糞が悪くなる。いつまで、こういうことが続くのか?
自分たちの立場を最優先した結果がこの騒ぎである。

今に起った訳ではない、改善するべきタイミングやその時があったはず、
その時、どう動いたか?どうしかた?結局の積み重ねが、この始末である。
情けない。

人ひとりの尊い命、失わなければ判らないことであるはずもない。

いつもいうように、
「最終的には何を守るのか?」
そのことを理解し、正しく判断すれば防げたはずである。

今、彼の冥福を祈るなんてことは言えない。
それこそ、死を持って訴えた彼への冒涜に値する。

それが言えるのは、
もっと”正しい大人の責任”を我々が感じ、行動をした時だろう。

今は、我々保護者が考え現実を見つめ、現実を直視する時である。

全てを救えるわけでない、その時に、何を捨て何をどこまで守るのか?